趣味の仏像

タイトルは「趣味の園芸」から。あんまり拝借した感じがなくて良いですねw他には「愛しさと切なさと仏像と」とか「酒と涙と仏像と私」とか候補があったのですが、なんだか激しかったのでこれで行きます!


最近、仏像の本を見ると異様にドキドキします(。-_-。)調べ事をするのに本屋さんへ寄った時に、目的の本より先に仏像本を読んだら大変。その後の事が、全く頭に入らないっていうww…もしかしたら、これって愛?(@モノグラム


私が仏像の魅力に気付いたのは、まっすーがほのかに気になる頃に訪れた岩手県・平泉旅行の中尊寺金色堂中央壇の「持国天立像(じこくてんりゅうぞう)」が、私の仏像のイメージを180度変えてくれました。
とにかく全身の躍動感が凄い!それまでの仏像のイメージとは全く違うその姿は衝撃的でした。今、中尊寺で買ったポストカードを見ながら書いているのですが、何度見ても痺れます。腰の捻りがきいていて…なんて言うか「険しいお顔でノリノリ♪」です。(気になる方は検索プリーズ!それか写メ送りますw)


9月のNEWS「LIVE!」in京セラの時には奈良で仏像三昧をしておりました。あの残暑厳しい中、遷都1300年に浮かれてフラフラしていたのでしたヽ(´∀`*)ノ
以下、その時の記録です。(仏像の事ばかり書いていますが、わたくし宗教家ではございませんので!)



阿修羅と仲間たち?八部衆? (Visual Photo Book Vol. 3)
仏像にはまる第一歩は、『好みの仏像に出逢うこと』だと思います。(私の場合は“動きのある仏像”が好きなので、もっぱら十二神将を追いかけています。躍動感溢れる仏さまが十二体も集まったら、そりゃあもう見事です。)
その点、興福寺は相当数を所蔵しているので、必ずや好みの仏像に逢えると思います。十二神将は木造と板彫り(どちらも国宝!)があり見応えたっぷりですよー!
あの有名な阿修羅像も興福寺で拝観することができます。阿修羅像は八部衆ってのに属していまして(…ほら来た。私の好きな感じです*1)、NEWS君に当てはめてみると親近感がわきます。阿修羅はヤッパリP様。(でも最終的に「あの衣は、手越さんのタンクトップを思い起こさせる」という事で、阿修羅=手越さんにww)あと他の八部衆は「ぼっちゃん顔だからシゲ」とか「プクプクしてるからまっすー」とか、あらゆる方向に失礼な事を言いたい放題でしたwそれも、仏像を身近に感じる上で良いんじゃないかと…。
さすが興福寺、お土産も充実しています。私は十二神将のポストカードと八部衆のクリアファイルを購入しました。(ラインナップがJのグッズみたいだw)

東大寺
ずーっと通りたかった「大仏さまの鼻の穴の大きさの穴」。やっと願いが叶い、通る事ができました゚.:。+゚☆
穴の開いた柱を目の前にすると、その穴の長さ(距離)に恐怖を感じます。そして「出口は細くなっているんじゃないか?」とか「出た時にパンツ(not下着w)が脱げてたらどうしよう*2」とか疑心暗鬼に…。そんな中、後ろに並んでいるチャレンジャー&周りのギャラリー&手を引っ張ってくれる友達*3の応援を受け無事に抜けられました!あれ、入る角度が大事ですね。
ところで、あの穴を通ると何に良いのですかねぇ?とりあえず、鼻の通りは良くなった気がしますw


10/15には、東大寺で平成音声会(へいせいおんじょうえ)というイベントがあったそうです。
東大寺には、音声菩薩という楽器を持った四体の菩薩さまがいて、いつも私たちには聴こえない音で大仏さまに音楽を奏でてるらしいです。その音声菩薩さんたちが、10/15((「大仏を作りましょう!」と決まった日。)は国立博物館に出張に行っている為、「大仏さまが寂しがっているだろう」と平成のミュージシャンに集まってもらいイベントが開催されたそうなのです。なんて素敵なお話なのでしょうかねぇ(*´д`*)

魅惑の仏像 十二神将―奈良・新薬師寺 (めだかの本)
今年の1月に京都の東寺を訪れた時に、売店のカレンダーで見て一目惚れしたお寺です。カレンダーの写真は、冬のピリッとした空気の中で凛と佇む十二神将。本当に美しくてカッコ良くて、「いつか絶対に行くぞ」と心に誓ったのでした。
このお寺の十二神将は、如来さまの背後を守るように立っています。まず、その配置がカッコ良い!そして、一体一体が大きく(160cm前後あるのかな?)迫力があります!また、ポージングも勇ましくて素敵です!
薬師寺の「新」とは、新しいという意味ではなく「あらたかな」という意味なのだとか。薬師寺の薬師三尊像のような派手さはありませんが、本当に本当に素敵なお寺です!

NHK-DVD 法隆寺(全2巻セット)
中学の修学旅行で門の前まで訪れた(班行動のチェックポイントだったのです)法隆寺。その為、拝観料をケチッた我が班は中へ入らなかったという思い出のお寺です。
境内には世界最古の木造建築物が連なり、国宝・重文は2300点を超えるとか…すごいなぁ!さすが世界遺産
推古天皇聖徳太子が創建したお寺ということで、聖徳太子像がインパクト大でした。

日本の仏像百選 第4巻 現在のほとけ 未来のほとけ [DVD]
聖徳太子のお母さんのお寺の菩薩半跏像。中学の美術の時間に点描画で描いた思い出の仏像です。どうしても口元が描けなくて美術の先生に描いてもらったのですが、それでも満足できなかった…。そんな魅惑のアルカイックスマイルの持ち主です☆
優雅な微笑み、柔らかな指先、片足を組んで腰掛ける姿…どこを切り取っても美しい仏像でした。

  • 橘寺

聖徳太子の生誕地かも?というお寺です。ここでも、やはり聖徳太子像が祭ってありました。
今回の旅、いろんな所でいろんなお歳の聖徳太子像を拝見したのですが、全体的にお顔が…何て言うか生意気頭脳明晰な感じを受けました。本当は、どんな感じの方だったのでしょうかねぇ。




さて、こちら出だしで触れた本です。
仏像ワンダーランド奈良 (JTBのMOOK)
「仏像ワンダーランド」って、もう名前が素敵だもんな。千円ですし「買っちゃうか!」と思うのですが、行った気になって満足してしまいそうで。そのくらい、素敵な写真が満載の一冊なのでオススメです☆


まだまだ気になっているお寺は沢山ありまして、奈良「秋篠寺」「法華寺」「栄山寺」、京都「浄瑠璃寺」「広隆寺」「法界寺」…。当分、仏さまにお目にかかる旅は続きそうです。
とか言いつつ、さっそく明日・明後日と憧れの室生寺へ行ってきます。何年か前のJRのCMを見て心奪われた十二神将に逢いに行くのです!あぁ、楽しみ(*´д`*)
世の中はメリクリですが私はお寺…。でも今日は、気持ち的にも仏さまを拝みたい気分なので良かったです。うん、いっぱい祈ってきます。

*1:←集団に弱いらしい

*2:ユル目のを履いていたので!

*3:引っ張って貰わないと無理です。